「また、
あのシーンが頭に浮かんでくる」
「なんであんなこと
言われなきゃいけないの」
そんな言葉が
心の中でぐるぐる、止まらない夜・・
もしかして、ありませんか。
今日は 長岡由子 がお届けしますね。
誰かに傷つけられた感覚が
頭から離れない。
怒りは正しいはずなのに
なぜか、どんどん疲れていく。
- 最近、同じ場面を何度も思い出してしまう
- 「傷つけられた」感覚が頭から離れない
- 怒りや正しさの中に、疲れを感じている
そんな方へ向けて、綴りました。

前回の記事でお伝えしたこと
前回の記事では
「怒りで自分を守ってきたあなたへ」
というテーマで
職場での怒りやモヤモヤが
どんなふうに、私たち支えてきたのかを
お話しました。
▶︎前回の記事はこちら

今日はその続きとして
「被害者意識」と呼ばれる状態が
心の中でどう起きているのかを
一緒に見ていくお話です。
「傷つけられた」という言葉の奥にある体験
セッションの中で
ときどき
こんな言葉を聞くことがあります。
「……傷つけられたんです」

少し間をあけて
まっすぐ前を見たまま、静かに。
でも、その声には
長い時間が詰まっている。
私は、すぐには何も言いません。
ただ、その言葉が出てきた
今この瞬間の身体や呼吸
表情を一緒に感じていきます。
「今、その言葉を言いながら
身体の中にどんな感覚がありますか?」
そう問いかけると
しばらく沈黙が流れます。
「……胸のあたりが、重いです」
「肩が、ぎゅっとしてます」
「怒り、ですね。やっぱり」
ここで初めて
「傷つけられた」という言葉が
単なる出来事の説明ではなく
今も身体の中で起きている体験として
立ち上がってきます。
「傷つけられた」という言葉が出るとき
「傷つけられた」
この言葉は
決して軽く口にされるものじゃありません。
そこには
・ずっと我慢してきたこと
・言えなかった気持ち
・尊重されなかった感覚
そんなものが
折り重なっているのです。
だからまず
はっきりとお伝えしたいのは
不快に感じたこと自体は
とても自然なことだということ。
上司の言葉がきつかった。
人格を否定されたように感じた。
軽んじられた気がした。
そう感じるのは、
あなたの尊厳が
ちゃんと反応している証なのです。
不快さの先のあと、心の中で起きる分かれ道
ただ、セッションを重ねる中で
私はひとつの「分かれ道」を
見るようになりました。
それは・・
不快だと感じたその先で
心がどこへ向かうか
という分かれ道。
ひとつは
「不快だったな」
「嫌な言い方だったな」
と感じながらも
その感覚を
自分の内側で保てている状態。
もうひとつは
「私は傷つけられた」という位置に
すっと移動する状態。

後者はね
多くの場合、無意識におきます。
そしてこの瞬間
心の中ではこんな変化が起きているのです。
「相手」と「自分」の間に
はっきりとした線が引かれる。
・相手は加害者
・私は被害者
この位置に立つと
世界はとても分かりやすくなる。
怒りは正当化され
混乱は整理され
「私が悪いわけじゃない」
と感じられる。
これは
自分を守るための
とても大切な反応なのです。
実際、怒りは
これ以上踏み込まれないための
強い防御でもある。
ここで
いちばん誤解してほしくないことが
あります。
それは・・
「被害者意識=悪いもの」
という話じゃない、ってこと。
この位置は
多くの人が生き延びるために
必要としてきた場所なのです。
受け取った瞬間、世界が変わる
私自身も
世界が敵に見えていた時期がありました。
黒くて、トゲトゲしたものを
相手の言葉ごと
心の中に取り込んでしまう感覚。
その瞬間
怒りは強まり
世界は一気に緊張する。
ただ、この位置には
ひとつだけ
静かな代償があります。
それは・・
ここから動けなくなること。
被害者の位置に立っているあいだ
私たちは
・相手を見張り続け
・正しさを証明し続け
・自分を守り続ける
必要があります。

その結果
疲れやすくなり
頭の中で同じ場面を繰り返し
心が休まらなくなっていく。
「受け取らない」という選択
では、どうすればいいでしょう?
一つの選択肢として
「受け取らない」ということがあります。
「受け取らない」とは
どういうことでしょうか。
無視すること?
我慢すること?
スルーすること?
どれも、少し違います。
私がセッションで大切にしているのは
ただ、立ち止まれるかどうか、なのです。
「〇〇さんが、こう言った」
ここで止まれるか。

「私は、傷つけられた」
と意味づける前に・・・
「ああ
これは相手の中で起きていることで
実は、私とは関係ないことなんだ」
そう切り分けられるかどうか。
ここで止まれた人は、
その直後、内側で変化が起きます。
- 心に、少し距離が生まれる
- 状況を、俯瞰して見られる
- 自分を責めたり、責め返したりしなくなる
心が静かになる。
そして、
闘いからおりられる。楽になる。
でも、「止まる」って
簡単じゃないですよね。
怒りが強いときほど
身体はもう動いています。
言葉より先に、反応している。
だから
「分かってるのにできない」は
意志の弱さじゃない。
それが、身体の正直な声なんです。
だから、ひとりでは難しい
頭では分かっていても
心がついてこないことも
たくさんあります。
怒りが強いときほど、
この「立ち止まる」が難しい。
だからこそ
セラピーがあるんです。
それはね
上司を一緒に見下すためでも
無理に前向きになるためでもありません。
あなたの尊厳を
あなたと一緒に守ること。
怒りの奥にある
悲しみや悔しさに
一緒にそばにいること。
そのプロセスの中で
怒りは、少しずつ
役目を終えていくことがあるのです。
ここまで読んで、
「よし、変わろう!」
なんて、思えなくても大丈夫。
むしろ、
「……あ、私、やってるかも」
そんな小さな気づきがあれば、十分です。

自動的に反応してしまうことは
悪いことではありません。
でも、その瞬間に気づけたら
少し自由が生まれます。
そんな気づきを
安全な場で体験する方法があります。
良かったら、こちらの記事も
合わせてのぞいてみてください。
次の記事では、
この「立ち止まる」感覚を
どうやって育てていくのか
そして
共感がときに
成長を止めてしまう理由について
もう少し深く触れていきます。 お楽しみに💞
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