言いたいことが言えないストレスがラクになる―ヒントは「インナーチャイルド」

目次

言いたいことが言えない心理的背景

「本当はこう言いたかったのに…」
そんな瞬間、ありませんか?

友人とランチ・・・。本当はラーメンが食べたいけども、みんなはパスタ。だけど合わせてしまう。

仕事で同僚から・・・。「この仕事、任せていい?」。本当はやる事がいっぱいだけど断れない。

パートナーから・・・。「掃除しておいて」。いやいやお互い働いてるよネ。と、思っても言えない。

すると胸の奥がぎゅっと締めつけられて、
のどのあたりにフタがあるような“つっかえ”の感覚。

頭の中では、伝えられなかった言葉がぐるぐると回り続け、
まるで壊れかけのレコードのように、
同じ場面を何度も再生してしまうことも…。

「あのとき、本当はこう思った」
「嫌だって言いたかった」
「助けてって言いたかった」

そんな言葉たちが、
胸の奥で押し込められたままに
なっているかもしれません。

言えないことは、
単に言葉を飲み込んだだけではなく、
自分の本当の気持ちにフタをしている状態

そしてそのフタは、
仕事や恋愛、家族関係など、人間関係全般に
静かに影響を及ぼしている可能性があります。

言えなかったあとに自己否定してしまう

言えなかった自分を思い返して、
「なんであのとき言えなかったんだろう」
と後悔したことはありませんか?

その後悔は、小さな心の傷となり、
やがて「私はダメだ」という
自己否定につながっていくことがあります。

だけど、どうか知っていてください。

「言いたいことが言えない自分」は
弱いのでも、間違っているのでもありません。

多くの場合、その奥には
「幼いころの体験」が関係しているのです。

幼少期に身についた「空気を読む力」

例えば、こんな体験。

小さい頃、放課後の出来事を「お母さんに話したい!」
と胸いっぱいに思って帰宅したのに、
台所で疲れた顔をして夕食を作る母の背中を見て、
子どもながらに思うのです。

「今日はお仕事で大変だったのかな…。言うのはやめておこう。」

その瞬間、言いたい気持ちをグっと飲み込み、
喉の奥で固まりになって沈んでいく。

あるいは「どうせ分かってもらえない」とあきらめ、
表現しないことを覚えてしまった人もいるでしょう。

幼い頃の寂しい私、
我慢していた私、
母の笑顔を願って気をつかっていた私。


そうして身につけた「言わない」パターンは、
大人になった今も働き続けています。

「相手に迷惑をかけないように」
「一人で頑張らなくちゃ」

そんな思考と行動が、自分をさらに縛ってしまうのです。

インナーチャイルドが関係している

この「言えないパターン」の根っこには、
インナーチャイルドが関係しています。

インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドという言葉を聞くと、
少しファンタジーのように思うかもしれません。

ですが、心理学でもしっかりと使われている概念で、
幼少期に傷ついた経験が心の奥に残り、
大人になっても影響を与え続けている部分

を指します。

子ども時代の心の傷は、まるで色眼鏡のように、
今の人間関係や出来事を解釈する「フィルター」になっています。

「説明されているだけなのに、否定された気がしてしまう」
「頼みごとをするのが怖くて、自分で抱え込んでしまう」

こうした反応は、多くの場合、
無意識に残っているインナーチャイルドの影響なのです。

インナーチャイルドを見つけて大切にすることの意味

では、なぜインナーチャイルドを
見つけて、大切にする必要があるのでしょうか?

それは、抑え込んできた感情や
叶えられなかった願いが、
今も心の奥で静かに
分かってほしい、と願っているから
です。

気づかないふりを続けると、
同じような悩みや人間関係のパターンを繰り返してしまいます。

少しだけ勇気を出して自分と向き合い、
インナーチャイルドを大切にしてあげると、
過去に押し込めた気持ちが少しずつ解放され、
安心感と自己肯定感が戻ってきます。

インナーチャイルドを見つけ、大切にすることは――

  • 自分を理解し、受け入れる力を育てること
  • 過去の傷を癒し、安心感を取り戻すこと
  • 「ありのままの自分」を生きる準備を整えること

と、自分軸につながっていきます。

インナーチャイルドと向き合ってみよう

子どもは本来、エネルギーと創造性のかたまりです。
でも大人になると、こんな悩みに直面する人は少なくありません。

  • 嫌われるのが怖くてパートナーに言いたいことが言えない
  • 嫌なことがあっても、揉め事になるのを避けて我慢する
  • 誰かに頼ることは迷惑だからと、一人で抱え込む
  • 家族の調整役だったため、今も自分の意志を通せない
  • 周囲の期待に応えてきた結果、自分が何をしたいのか分からない

これらはすべて、インナーチャイルドの傷ついた部分が
影響している可能性があります。

インナーチャイルドのワークは
「過去」に戻ることではありません。

「今」も心の奥に座っている小さな子ども・・・
膝を抱えてうずくまる自分を癒すことなのです。

インナーチャイルドを癒すセルフワーク

ここからは、自分でできる簡単なインナーチャイルドの癒し方をご紹介します。

イメージワーク

静かな時間に目を閉じ、小さな頃の自分を思い浮かべます。

「どうしてる?」「何か言いたいことある?」
と優しく語りかけるだけで十分です。

ノートに書きなぐる

5分でも10分でも、思いつくままに気持ちを書き出してみましょう。
「今日悲しかったこと」「子どもの頃に言ってほしかった言葉」など
テーマを決めて書くことは効果的です。

内なる対話

自分自身に「本当はどう感じてる?」「何が欲しかった?」
と問いかけてみてください。

答えは小さな声かもしれません。

思考ではなく、感じることをキャッチしていきます。

必ず内側から返ってきます。

アファメーション

肯定的な言葉を自分に向けて宣言します。

  • 「私は私のままで大丈夫」
  • 「私は愛される価値がある」
  • 「私は過去の自分を受け入れている」

言葉の力は心にじんわりと染み込んでいきます。

身体を使ったセルフケア

お風呂で体を撫でるようにマッサージしたり、
好きな音楽に包まれたり・・・。

睡眠や水分補給を丁寧にすることも、
インナーチャイルドにとっては安心のサインです。

言えない自分も大切な自分

「言えない自分」と「言える自分」。
どちらか一方だけが正しいわけではありません。

言えなかったのには理由があり、
言えなかったからこそ身についた強さや思いやりもあるんです。

だから、言えない自分を責めるのではなく、
そのままの自分を抱きしめてあげることが大切です。

必要なのは自己否定ではなく、
大人の自分と幼い自分の統合です。

統合が進むと、
「ああ、私は私でいいんだ」という
深い安心感が育まれて、
未来へと歩いていけます。

ひとりで難しいときは…

インナーチャイルドと向き合うことは、
自分自身を見つめ直す大切なきっかけになります。

けれど、ひとりではなかなかうまくいかないこともあります。

そんなときは、専門のサポートを受けるのも一つの方法です。

ハコミセラピーでは、
あなたの中のインナーチャイルドを優しく解放し、
自然体のあなたを取り戻すお手伝いをしています。

どうか、言えない自分を責める代わりに、
「自分に寄り添う」ことから始めてみてくださいね。

どうか今日も、
あなたがやさしい時間を過ごせますように。

この記事を書いたセラピスト 一色順子

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