今日は長岡由子が
チームの中で、まとめ役になりやすい人
そして「大人になろうとするほど
なぜか苦しくなってしまう人」
に向けて セラピストとして
今 感じていることを書いています。
正しさの話でも
性格の話でもありません。
誰かを責めるためでも
自分を責めるためでもなく
「なぜこんなに疲れてしまうのか」
という
感覚の背景を見ていく記事です。
職場の人間関係で、なぜ「調整役」だけが疲れてしまうのか

チームの中で、
なぜか「その場を収める役」に
回ってしまう人がいます。
誰かの感情が荒れたとき。
空気がぎくしゃくしたとき。
衝突が起きそうなとき。
「まあまあ」と間に入り
全体を見て
言葉を選び
場が壊れないように調整する。
そうして一件落着したはずなのに
あとに残るのは
どっとした疲労感と
なぜか自分が
感情のとばっちりを受けている感覚。
──同じ感覚の人、いませんか?
それは性格でも、要領でもない
これは、
性格の問題でも
要領の良し悪しでも
「繊細だから」という話でもありません。
チームの中で起きているのは
能力差ではなく
心の使い方の違いです。
心の処理プロセスには、見えない違いがある

ざっくり分けると
人の心の動きにはこんな違いがあります。
- 感情が湧いたら、そのまま外に出す人
- 感情にただ共感だけを示す人
- 感情を受け取り、意味づけし
統合しようとする人
三つ目のタイプは
無意識にこういう処理をしています。
感情を感じる
→ 背景を理解しようとする
→ 全体のバランスを考える
→ どうすれば壊れないかを探す
このプロセスは
とても高度で、
とてもエネルギーを使います。
同じ出来事、同じ会話でも
消費しているエネルギー量がまったく違う。
職場で、なぜか自分が一歩引いてしまうとき

チームが荒れないように
自分が一段引いて合わせる。
相手に分かる言葉を選び
感情を刺激しないように配慮し
自分の正しさや違和感はいったん脇に置く。
それは一見
大人で
優しくて
賢い対応に見えます。
でも、ここに
大きな落とし穴があります。
退化か、見下しか、親になるしかない関係性

(注意) ここでは、あえて分かりやすく
「低いところに合わせる」と表現しますが
それは人の価値や能力の上下を
意味するものではありません。
実際には
場がうまく回るように
自分の内側で起きている
繊細な感覚や違和感をいったん脇に置き
自分の感じ方を
相手に合わせて単純化している
ということが起きています。
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関係性がうまくいかないとき
「低いところに合わせる」選択肢は、
実はこの三つに分かれます。
- 自分を抑え続ける → 退化・停滞
- 内心で相手を下に見る → 見下し
- 面倒を見る立場に回る → 親になる
家族関係なら
一時的に「親になる」選択が
必要なこともあるでしょう。
でも──
職場やチームでは、これは成立しません。
職場で「親」になると、何が起きるか
- 自分が消耗する
- 相手は考えなくなる
- 対等なやりとりがなくなる
- チーム全体の成長が止まる
一見、場は静かになります。
でもそれは
健全に機能している状態ではありません。
尊敬の循環がないまま
「分かってあげる側」に固定されると
人はすり減っていきます。

これは優劣の話ではない
これは「誰が上で、誰が下か」という
話ではありません。
使っている心のOSが違う。
必要なエネルギー量が違う。
同じ場所で
同じ役割を担おうとすると
心の処理により多くのエネルギーを使う側が
無意識に無理を引き受ける構造になってしまう。
それだけのことです。
「では、どうしたらいいのか?」と考えたくなったとき

この問いに、
私は一つの正解を用意していません。
なぜなら
人によって必要な着地点は違うからです。
ある人は
昇進することで
立場と権限が明確になり
ようやく対等な関係が
築けるかもしれません。
ある人は
役割や配置を変えることで
調整役から降りられるかもしれません。
そして私は
組織の外に出る
という選択をしました。
大切なのは
どれが正しいかではなく
今の自分は、どこでなら
自分のエネルギーを健全に使えるのか
そこに、丁寧に目を向けることです。
無理に合わせなくていい
チームがうまく回らないとき
「私が大人にならなきゃ」と
自分の感覚を縮める必要はありません。
それは冷たさでも
自己中心でも
責任放棄でもない。
関係性を正しく配置し直す
という選択です。
もし今、職場の人間関係で疲れているなら
もしあなたが今
- いつもまとめ役になってしまう
- 誰よりも気を遣って疲れている
- 成長している感覚が持てない
そんな違和感を抱えているな・・・
それは
あなたが間違っているからではありません。
今の関係性の中で、
あなたの心が過剰な役割を
担わされているだけかもしれません。
あなたと同じ感覚の人、ちゃんといます。
この記事を書いたセラピスト
長岡由子
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