こんにちは。セラピストの一色順子です。
「いつもちゃんとしなきゃ」と、心に抱え、
胸がギュッとなっている方向けに書きました。
「ちゃんと・・・」は、完璧主義の現われ。
無意識に自分に課し続けていると
いつのまにか心が苦しくなってしまうものです。
あなたが今、そんな心の重りを抱えてないか?
振り返るキッカケにしてみてくださいね。
43歳、エイミさんの日常は―
40代は、仕事だけでなく、
体力の変化や家庭
(親の介護や子育て、あるいは独身ゆえの将来への不安など)
が重なりやすい時期です。
「昔はこれくらい平気だったのに
なぜか最近、回復が遅い気がする」
なんてこと、ありませんか?
これは総務部の中堅として働いている
43歳エイミさんも、そのひとりです。
朝、デスクに座り、
コーヒーを飲み干して
「ふ~っ」と、ひとつため息。
それもつかの間。
「さあ、今日も頑張るか」と、
自分に小さく喝を入れる。
すぐにその日のタスクをテキパキ確認。
ミィーティングではチームの進捗を共有したり、
誰かが困っていると聞けば
「私がちゃんとフォローしなきゃ」
と、なぜか相手の負担を引き受けてしまう。
「ミスがないように。」
「期待に応えらられるように。」
エイミさんの毎日は、
終わりのない事務作業と
たくさんの「ちゃんと」に縛られています。
ふと気づくと、
肩がガチガチに固まり、
呼吸が浅くなっている・・・。
けれどエイミさんにとっては
この状態はもはや「当たり前」になっていました。

やること全てに「ちゃんと」がある
「ちゃんと」は、
仕事に限ったことではありません。
休息の時間でさえ
「ちゃんと休もう」
「ちゃんと選ぼう」
と、思っていませんか?
スケジュール帳が
「やること」で埋め尽くされているとしたら、
その「ちゃんと」は、
自分でも気づかない間に
“ムリ”を蓄積させています。
もし今、あなたが
「よく分からないけど、心が疲れた」
と、感じていたら・・・。
それは自分を大切にするための合図です。
辞書を引くと、
「ちゃんと」にはこんな意味があります。
- 乱れがなく整っている
- 確実で間違いがない
- 結果が十分である
- すばやく動く
もしこれを全部、
自分に求めていたとしたら——。
それはまるで、
心の中に厳密な「仕様書」を持ち、
24時間自分をデバッグ(修正)し続けているような状態。
まるで機械のよう・・・。
う~んん、これではシンドくなって当然です。
なぜ、私たちは「ちゃんと」を背負うのか
実は、私自身もかつては
『ちゃんとしなきゃ』という重い鎧を脱げずにいた一人です。
以前の私は完璧に近くないとダメ、と
自分の許容範囲を超えた高いハードルを
設定していたんですね。
今思うと、
それは自分のためというより
「どう見られるか」を基準にしていた気がします。
「ちゃんとしないと能力が低く見られるかもしれない」
「期待に応えられないと、居場所がなくなるかも」
「完璧じゃないと舐められる」
そんな不安が、心のどこかにあったのです。
こうした背景には、
幼少期の体験が影響していることもあります。
「ちゃんとしないと認めてもらえない」
「いい子でいないと愛されない」
もし、あなたもそうした空気の中で生きてきたら
「愛されたい」という切実な願いが
「ちゃんと」という鎧(よろい)に姿を変えて、
あなたを守ってきたのかもしれません。
それは、あなたが今日まで生き抜くために必要だった、
とても自然な戦略なのです。
自分に優しくすること、してますか?
「ちゃんと頑張る」という生き方が
少し重く感じられているのなら・・・。
少しだけ立ち止まって、
今の自分の「体の感覚」に意識を向けてみましょう♪
奥歯を噛み締めていないかな?
呼吸が浅くなってないかな?
そんなときは、あなた自身に、
こう言ってみてください。
「私、本当によく頑張ってるよね」
期待に応えることを最優先にする生き方から、
少しだけ視線をあなたの内側に向けてみる。
「今、私はどう感じている?」
「本当は、何を大切にしたい?」
これは、”私に優しくする”練習です。
自分を大切にする第一歩は
「ちゃんと・・・」の呪縛から少しずつ解放してくれます。
私自身も
「自分を大切にすること」を実践してきました。
今もひょこっと「ちゃんと」が顏が出てきたら実践するようにしています。
シンプルですが、
これを実践し続けてきたら
肩の力が抜け、
周りに頼れるようになったり、
意外とミスが減ったんです。

お読みいただきありがとうございました。
ここまで読んでくださったあなたも、
きっと日々、何かを「ちゃんと」背負ってこられたのでしょう。
その重荷を少し降ろして、ふっと息をつける時間が、あなたに訪れますように。
【メールマガジンのご案内】
ハコミセラピーは、そうした問いを安心できる場で、
ゆっくり感じていくプロセスを支えます。
「正解」や「仕様」のない、あなたの心。
触れていくうちに、少しずつ緩み、
人生に奥行きや面白さが戻ってくるかもしれません。
メールマガジンでは、仕事や家事で忙しい毎日の中でも、
ふと立ち止まって「今の自分」を
優しく見つめるためのヒントをお届けしています。
読むだけで心が少し軽くなる。
そんな「止まり木」のような場所として、
受け取っていただけたら嬉しいです。
▼ メルマガの登録はこちら
(無料/いつでも解除できます)


